10月は大きな台風や雨による被害が各地で発生し、今もなお元の生活に戻れていない人がたくさんいます
農業や漁業などもかつてない被害状況のようです
私が中学生の頃、所属していた野球部の夏の練習では「水は飲むな」「日陰に入るな」と言われ、我慢してそれに従っていました
それでも具合が悪くなって倒れてしまう子はいませんでした
今と昔ではかなり気候が異なるということです
最近の気象情報では『観測史上初』という表現をたびたび耳にします
日本だけではなく世界各地の都市化などによるヒートアイランド現象が問題になり始めてから30年ほど経過しますが、その対策がまったく追いついていない状況がずっと続いています
気温の上昇や雨量の増加など、今後も不安が絶えません
私の治療院に来院される方々をみていると、このような気候変動(異常気象)により体調を乱している人が年々増加しているように感じます
朝夕の気温・気圧・湿度の変動幅が大きいほど、身体にはキツいようです
真夏は体内に熱が溜まりすぎないよう血管が拡張して熱を外に放散し、真冬は体内に熱を溜めるために血管が収縮して熱が外に逃げないよう、身体が調整してくれます
このような身体の働きは、気候変化を感じ取った自律神経が行ってくれるのですが、この神経の伝達が正しく行われていないと、身体の調整も正しく行われなくなります
その結果、季節の変わり目などの気候変動が大きな時期に体調を崩すことにつながっています
仕事などをはじめとする良くない生活習慣によって背骨の関節が固くなってしまうと、関節から出ている自律神経の伝達は正しく行われない方向に向かいます
自律神経の伝達の不調は血液や体液の循環を低下させるため、筋肉の柔軟性も低下してしまいます
冬を間近に控えた11月は、まさに気候変動が大きくなる時期ですので、肩や腰をはじめとする様々な体調不良が増す時期とも言えます
快適な年末を迎えるためこれからの季節、身体のケアに留意してください
優和治療院 院長 鈴木良幸